筋トレをしている方で、肘が痛い方が結構います。
原因もわからないまま続けている方もいますが、
その多くの原因が「逆連動」です。
この逆連動とは造語なんですが
ようするに、力の出るとき、正常な関節の動きが連動せず、
逆に動いているということです。
これをすると、力が出にくい方向に関節を動かし、
無理に筋肉を使うので関節がねじられてしまうのです。
重りを持って自分で関節技をかけている状態ですね。
よくやってしまうのが上腕三頭筋のライイイング・トライセプス・エクステンション。
トライセプス・プレスダウンも同様で、
ひじ関節は閉めて固定させて行うと思います。
ちなみに、なぜ肘関節を閉めて固定させるかわかりますか?
肘を寄せると肩甲骨が開いて固定され、
体幹部の筋肉の関与が少なくなるためです。
意外と理解していないで、
何となく行っている方が意外と多いのです。
肘を痛めるのは、この固定された肘と手首の関係です。
球を投げるような動きで手首と肘が動く
わかりやすく表現すると、
球を投げるような動きで手首と肘が動くということです。
肘を痛める方は肘が曲がった時に手首を手のひらの方にかえしています。
手首を手のひらの方にかえすと肘は自然に開くようになっています。
それを無理に閉めてしまうと手首か肘に負担がくるわけです。
球を投げたりするとき
手首の動きを逆にしたらまともに投げられないことと同じです。
このように筋肉を使い筋力を発揮するには「連動」が必ずあります。
手首一つの角度でも使う筋肉が変わったりするし、
無理な動きで負荷をかけるので怪我をしたりします。
だんだん痛みが増してくるようであるなら、
重さ云々ではなく、動きに問題があるということです。
重さを動かす以上、怪我をしないためにも、
動きは筋肉を意識することより大切だと思います。
怪我のないように、正しい動きを意識しましょうね!!
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