「ベンチプレスは肩が痛くなるから苦手」
このような方、結構いるんですね。それは、胸を使うフォームではないからです。
では、下の図で説明させていただきます。
①を見てください。
肩を痛める方はほとんどこの軌道で胸をフルレンジで行う方。
胸を開くことと、脇を開くことを同じことに考えている。
①の位置で胸につけてしまうと、
僧帽筋が肩甲骨の動きを妨げ、胸の開きを止めてしまいます。
すると胸が開かない分、あと動くのは肩関節で、
肩関節が大きく動き、肩が過伸展して痛めます。
この位置で肩を痛めない方は、腕が短く、胸板が厚い方のみ。
200kg以上を上げるベンチプレスの選手はこのような軌道は行わないはずです。
ダンベルベンチプレスをダンベルをボトムからあげるとき、
脇を開いてあげる人いないと思います。
実は胸の筋肉は脇が開かないほうが力が出ます。
お相撲の突きや格闘技のパンチや突きなども脇が閉まっているはずです。
脇を開けば開くほど、
肘から肘までが一直線に近づき骨格の影響で支えるのが楽になります。
そこをまた胸の筋肉で支えていると勘違いしてしまう。
ベンチプレスをすると肩が痛い方は手首が負担にならない程度に脇を閉める方向で、
肩甲骨を寄せるようにバーを下せば、今より良くなると思います。
②の図の程度に脇の角度を調整できれば、肩甲骨は僧帽筋の影響は受けず、
胸に効く率も上がり、肩も痛くなくなってくるはずです。
あと、手首や肩甲骨は固定させないように注意してください。
バーの乗せ方もありますが、手首が痛い方は肩甲骨を固定する方が多く、
手首を痛める場合も「手首を固定しなかったから」という理由で痛めることは少ないのです。
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