「筋肉が付けば健康になるんですか?」と聞かれました。
そこで、「なんでそのようなことを聞くのですか?」と逆に聞いてみました。
「テレビで、筋トレをして筋肉を付ければ、体温が上がり、免疫力が上がるので健康になるといってました」
ありがたいことです!筋トレを推奨していたただけることは。
しかし!!!それはあまりにも浅はかな結果論です。
テレビの情報は「お金」が絡んだ情報がほとんどです。
また、世の中の情報は「これ」をすれば(摂れば)やせるとか、健康になると言います。
たしかにそれだけで結果が出る方もまれにいますが、
これもほとんどがやらせや成功した一部の結果を見せ、
いかにもそれだけで結果が出たようにみせ、どなたでも同じ結果が出る思い込みをさせます。
体調不良や、病気、肥満の原因は一つではなく、
複合的な原因が絡んでそのような結果に結びついているわけです。
だから、筋肉を付ければ体温が上がり、
免疫力が上がり健康になるということは机上の理論であり、
それだけで結果に結びつく人も少しはいますが、実はそうならない人のほうが多いはずです。
もし、筋肉がそのような結果にすべて導いてくれるなら、
ボディビルダーは超健康体になっているはずです。
ご存知の方はいるかもしれませんが、彼らは不健康です。
普通に病気するし、もしかした普通の人より病気には弱いかもしれません。
花粉症などのアレルギーを持っている人もすごく多いです。
なぜそうなるのでしょうか?
表の筋肉は鍛えられるが・・・
ボディビルダーは筋肉を肥大させるため、
その人が持っている内臓の対応能力を超える栄養を送り込みます。
よって内臓への負担がものすごくあるので、内臓疲労が起こります。
内臓の機能は免疫力をつくりだすものでもあるので、
その機能が疲れていれば免疫力は下がるわけです。
これはボディビルダーだけに言えることではなく、
多くの方は食べ過ぎで栄養過多になっている方が多いと感じています。
このような方も免疫力が極端に落ちているわけです。
さらに、添加物、遺伝子組み換え食品の負担も加味されるので、
さらに内臓へのダメージが大きくなります。
話をまとめると、食べ過ぎている方はいくら筋肉を付けても
病気になるリスクは下がらず、必ずしも健康にはならないということです。
内臓は鍛えられません。
成長が止まった時から体の退化は始まっています。
それは内臓の機能も同じだということを忘れてはいけません。
表の筋肉は鍛えて退化を遅らすことはできても内臓は鍛えることはできません。
内臓に負担をかければかけるほど寿命は縮みます。
プロレスラーのように体が大きい方や肥満の方が
急に亡くなってしまうことってよくありますよね。
車のエンジンもそうですが、
いつも目一杯ぶん回して負担かけていたら寿命は短くなりますよね。
健康を意識するなら筋肉を鍛えることも大切ですが、
内臓の負担も考えていただきたいものです。
また、世の中の情報は「なにかを取り入ればよい」という内臓の退化による負担を考えず、
吸収力が落ちているからさらにとったほうがいいと健康的には矛盾している、
ものを売りたい「ビジネス」としての情報が氾濫しています。
テレビが言っていることが、すべて本当だとは限らないのです。
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