筋トレでストレッチさせることは危険です。なぜなら、筋トレとストレッチは別の運動だからです。
筋トレは筋肉に負荷をかける運動。ストレッチは筋肉を伸ばす運動。
力の正しい出し方を知らない人、なかにはトレーナーと呼ばれる人まで、負荷をかけてストレッチしなさいと言うのです。
負荷は強くなればなるほど、筋肉を伸ばしたとき、重さがかかるのは筋肉ではなく関節に移行します。筋肉は伸ばされ重さを受け止めることができないので、ただ伸ばされているだけ。
…これは筋トレではありません!
思いっきり深くしゃがんでジャンプして見てください。高く飛べないし、下手すればヒザを壊してしまいますね。ストレッチで力を出すということはそのようなことなのです。
もし、高くジャンプするなら膝はそれほど曲がらないと思います。バスケットボールの選手などもダンクシュートのときなど深くしゃがまないですよね。
筋トレにおいてストレッチは怪我の発生率を高めるし、力は伸びないし、良いことはありません。
ちなみに、200kg以上の重量を上げるベンチプレスを行う人は胸の筋肉は伸びていません。その証拠に肘の位置が体側より前にあります。胸の筋肉がストレッチされる手前で胸につくから「ベンチのルール」で200kg以上を上げられるんです。
筋トレで、ストレッチをすすめる人は「力の出し方」を理解していないと思って間違いないと思います。
重量アップどころか怪我をしますよ。
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