よく上腕三頭筋のトレーニングにナローベンチプレスを行う方がいます。
では、質問です。
通常のベンチプレスのグリップの幅から、ナローグリップにするとなぜ上腕三頭筋に効くのでしょう?
握る幅が違うのは誰が見てもわかります。あとは動きは同じように見えますが。行っている方、その理屈を理解できているのでしょうか?トレーナーと言われている方、説明できますか?
多くの方が勘違いと思い込みで行っております。
本に出ているから?ネットに出ているから?・・・。
ナロウベンチプレスは、本当に上腕三頭筋のトレーニングですか?
まず、考えなくてはいけないのが、肩甲骨の動きの関与が使う筋肉を決めてしまうということ。
グリップの幅に関係なく、重りの動きと肩甲骨が連動すると大胸筋の使う比率が高まります。
逆に肩甲骨の動きが低くなればグリップの幅に関係なく上腕三頭筋を使う率が高まります。
筋トレ初心者がベンチプレスを行うと、肩甲骨の動きがわからないので胸に効かず、上腕三頭筋に効いてしまうことが多いのもわかります。
もし、ベンチで上腕三頭筋に効かせるのなら、肩甲骨の関与が少ない動きやフォームで行います。
上腕三頭筋のつもりでナロウベンチプレスの重量がヘビーに扱える方は、おそらく胸にも結構効いているはずです。動きがすべて使う筋肉を決めてしまいます。
使う筋肉を意識しても動きが違えば、それは思い違いで、実際に強い負荷がかかるのは別のところになります。
何度も言いますが、使う筋肉を意識して行う筋トレは筋力の向上に対して意味がありませんよ。
最近のコメント